好き避けの心理学とは?

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ここでは、「好き避けの心理学」についてお話します。

 

好き避けは、好きだからこそ
引き起こされてしまう行動の一つです。

 

特に思春期など、恋愛経験が浅い時期によくみられ、
自分に自信がなく
傷つかないために取ってしまう行動です。

 

実はこの好き避け、
心理学においても非常に有名なものなんですよ。

 

反動形成

 

精神分析学で有名なフロイトが唱えた心理学説の中に、

 

「反動形成(Reaction Formation)」

 

という言葉があります。

 

無意識のうちに引き起こされる自己防衛行動の一つで、
あなたが向き合いたくなかった事実に直面する・しそうなときに

 

本心とは逆向きの行動や意識を取ることで
精神の均衡を保とうとする働きを指しています。

 

好き避けは、まさにこの反動形成に当てはまります。

 

例えば、好きな相手が自分以外の
異性と話しているのを見たとき、

 

その事実から目を背けるために
好きな相手とわざと距離を取ったり、冷たく接します。

 

自分にとって信じたくない事実だからこそ、

 

「そもそも自分は相手のことを好きではないのだ!」

 

という行動を起こして
現実から目を背けてしまうんです。

 

集団でいるときに急にそっけなくなるのも、
反動形成による行動の一つです。

 

特に思春期は、恋愛ごととなると
周囲からからかいを受けやすいものです。

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からかいから恥をかくことを恐れ、
それを回避するために
自分の本心とは逆向きの

 

「冷たく接する」

 

という行動に出てしまうんですね。

 

反動形成を起こしやすい人

 

反動形成は誰にでも起きる可能性のあるものですが、
特に起きやすいタイプは存在します。

 

プライドが高い人の場合、
反動形成を起こしやすいタイプといえます。

 

プライドが高い人は自分が
傷つくことを人の何倍も恐れる傾向にあるので、
回避行動である反動形成を起こしやすいのです。

 

また、自分の感情に素直に
なれない人も反動形成を起こしやすいです。

 

反動形成は、自己防衛のために引き起こされる行動です。

 

一時的に回避するうえではいいのですが、
いずれ乗り越えていかなければ
ならないものでもあります。

 

自分の感情を受け止め、
素直に受け入れることができればよいのですが、
自分の感情に素直になれない場合

 

事実に向き合うことが困難なため、
反動形成を繰り返してしまいます。

 

恋愛における反動形成である「好き避け」は、
自分を守るために好きな相手を
傷つけてしまう行為です。

 

恋心を言い訳にせず、いつかは自分の感情を
素直に受け入れ向き合わなければ、
恋愛関係もうまくいきませんよ。

 

素直になることを意識し、
改善していきましょう!

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